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【要約】もっと若い時に読みたかった!『バビロンの大富豪』

山小屋の本棚

こんにちは、ゆる登山家です。

12月も半ばに差し掛かり、朝寒くて起きられない日が増えてきました。

雪国出身の寒がりとしては厳しい季節ですが、晴れの日の早朝は空気が澄んでいて爽やかさも感じられますね。

さて、今回ご紹介する書籍は『バビロンの大富豪 ジョージ・S・クレイソン著』です。

この本は1926年に発表されているので、100年近く読み継がれている驚きの本です。

その内容は自己啓発であり投資指南であり人生哲学のような・・・と簡単には言い表せません。(私にもう少し表現力があれば!)

この本を読んで一番伝えたいことは【もっと若い時に読んでいれば!】です。

と私の後悔を叫んでも仕方ないので、新社会人や若手のビジネスマンに知っておいてもらいたいポイントを3つまとめたいと思います。

それでは読んでいきましょう!


 




お金がたまる人とたまらない人の違いは?

この本は古代都市バビロンを舞台にして、どうやって富を増やすかをメインテーマとして物語が進んでいきます。

みんな大好きお金の話ですね。

全9話の物語でどの話も比較的コンパクトなので、サラサラ読めます。

さて、頑張って働いてもお金がたまる人とたまらない人の違いは何でしょうか?

それは自分のお金の使い方を知っているか知らないかです。

「いや、知ってますけど!」的な反応がありそうですが、ここでいう使い方とはお金を使ってモノやサービスを得る方法ではなく、資産を増やすための使い方です。

本書では収入の1割は自分のためにとっておいて貯めていく、そして貯まってきたらそのお金に自分の代わりに働いてもらうという方法が一番安全で賢いとしています。

この方法では収入の9割で生活を成り立たせるということになりますが、そのくらいなら何とかなりそうな気がしますよね。

そして、ここで一番重要なのは毎月必ず1割を先に取り分けておくということです!

ここが一番大事です!!

【残った分を貯める】は必ず失敗します。

まず貯めることができるかどうかが最初の富裕層への分かれ道になりますね。

後でやろうは馬鹿野郎的な感じ

貯めたお金をどうするか?

さて、毎月すこしずつたまってきたお金をどうするか?

ただ銀行や家に大事に保管していては何年経っても同じ金額ですが、お金自身に働いてもらって稼ぎを増やすことができたら最高ですよね。

本書では【お金は自分の奴隷であり、安全な方法で働かせないと裕福になれない】としています。

私は30歳を過ぎてから別の書籍で【お金を働かせる】という考え方を初めて知り、恐る恐る少しずつ投資を始めました。

私はあまり知識がなかったので少しずつ勉強しながら続けていましたが、やはり最初は損をすることもありました・・・。結構高い勉強代です。

人に広めるようなレベルではないので、具体的にどんな投資をしたかはここでは割愛しますが、10年近く経った今は少しずつ利益が出るようになり何となく気持ちに余裕が出てきました。

本業以外に収益ができて気持ちに余裕ができると、意外と嫌な仕事も我慢できます(笑)

この【お金を働かせる】という行為は収益が発生することも大事ですが、私の様な初心者でもすこしずつ勉強してここにたどり着いたということが少し自信にもつながったような気がして、プラスの効果があったかなと思ってます。

誰でも初めては不安ですから、とりあえず、やってみるのが大事!

結局大事なのは勤勉さ!

お金を先取りして貯めて、貯めたお金を増やして余裕が出たらそのまま幸せ一直線でしょうか?

本書はまず富裕層になる方法としてお金の使い方を説明していますが、最後は自分の人生を切り開くのは勤勉な心としています。

ある物語では、普通の暮らしをしていたものの人生の途中で犯罪を犯してしまい奴隷として、売買された人物が友人(元奴隷)の孫に裕福になる方法について説明しています。

同じように奴隷となった人はそれぞれ仕事に向きあう姿勢で人生が大きく変わってしまいました。

元海賊の奴隷は王の奴隷として働いていましたが、親衛隊の兵を殺してしまい処刑されてしまいました。

ある奴隷は「仕事をいくらしても変わらないから、楽をしたい」と考えていましたが、結局王の奴隷としてレンガをひたすら運んでいました。

ある奴隷は自分に与えられた仕事に打ち込み、仕事が認められて活き活きと生活していました。

そして、話の主人公は迷いながらも仕事に打ち込み、他人の役に立つ方法をとるようにしました。

その結果、地獄のような日々を送っていたところを友人に救われて奴隷の身分から自由のなることができました。

めでたし、めでたしって感じがしますが、お金をいくら貯めても人生を充実させるためには何かしらの仕事に打ち込み人の役に立つことが大事と本書では語られています。

なんかありきたりな話と思うかもしれませんが、色々な書籍を読んだり、ネットニュースをみても、世界の大富豪は仕事は続けていますし、裕福になっても更に人の役に立とうという思いが強くなるようですね。(その姿勢がさらに富を呼ぶのか・・・。)

まあそこまでのレベルの大富豪の心境は想像しかできませんが・・。

とにかくマジメが一番!

まとめ

今回もざっくりとまとめてみましたが、裕福になる方法が少しでも伝わったでしょうか。

本書は9話それぞれで富裕層への方法が説かれていますが、結局のところ

  1. 収入の1割を貯める
  2. 貯めたお金を投資する
  3. 真面目に働く

の3つに要約されます。

今は初心者向けの投資本YouTubeでもたくさんの人が投資について説明しているので、取り入れる情報さえ間違わなければ始めるのは簡単だと思います。

最後に私の様に投資の最初であまり高い勉強代を払わなくていいように、第5話の金貸しの言葉を載せておきます。

より慎重な選択こそが、大きな後悔から身を救う

ではでは。

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