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すべては自分の言葉次第!『あなたはあなたが使っている言葉でできている ゲイリー・ジョン・ビショップ』

山小屋の本棚

こんにちは、ゆる登山家です。

梅雨明けがまだですが、災害級の猛暑が続いているので登山をどうしようか悩みながら悶々とする今日この頃。

こんな時は前向きになれる本を読んで、気分を晴らしたくなりませんか?

そこで、今回は悩みを軽くして人生を好転させられるかもしれない良書を紹介したいと思います。

今回紹介する『あなたはあなたが使っている言葉でできている』という本は、スコットランド生まれのゲイリー・ジョン・ビショップ氏が書いた自己啓発本です。

ビショップ氏は存在論と現象学について数年間学んだ後、世界有数の人材開発企業でシニアプログラムディレクターを務め、世界中の何千人もの人にコーチを行った経験を持つ自己啓発の専門家です。

そんな著者が内面から人生を変えていくために、様々な場面を想定して「自分自身へ」使うべき言葉を紹介しています。

たくさんの名言がありますが、私のようなネガティブタイプに心にとめておいて欲しいポイントを3つ取り上げたいと思います。

それでは、読んでいきましょう!

 





私にはできる!

ビショップ氏は人生で色々な困難やストレスを抱えてしまった時には、「ひとまず一歩下がった見方をして物事をとらえよう!」と勧めています。

一歩下がってみる目的は、自分が「最悪だ!」と思っている出来事は、もっと広い視野(再貧困層の人とか人種差別を受けている人とかと比べる)でみると、そこまでの苦難ではないことがわかる、ということだそうですが・・・、実際は「そんな事をいわれても何も良くならない!」と思いますよね。

読んでいて私も思いました。

「なんかありきたりな、論点外しの自己啓発本かな」なんて感じたりもしましたが、ビショップ氏は人の悩みを「大したことないから大丈夫!」というつもりではなく、「一旦問題を過大評価するのはやめよう!」という事を伝えたいようです。(心理学では「認知再構築法」と呼ぶそうです)

そして、問題の過大評価をやめた後に、「自分が今まで辛いことから立ち直ってきたこと」や「成功したこと」を思い出して、「今回もうまくやれる!」と考えて自分に言い聞かせるそうです、「私にはできる!」と・・。

この考え方は、『うまくいっている人の考え方 ジェリー・ミンチントン』にも同じような表現ありましたね。

まず、困難な時に自分の成功体験で自信を取り戻し、困難に取り組む気力を取り戻すという事でしょうか。

精神論的な感じもしてしまうかもしれませんが、辛いときは思考が狭くなってくるものなので(ネガティブなタイプは特に)、気持ちを落ち着かせるためにもこの方法は活用したいところですね。

気分じゃなかろうが、とにかくやるしかない

シンプルでわかりやすい言葉ですが、「わかっちゃいるけど・・」なのが人間ですよね。

ビショップ氏は、ネガティブな考えが頭を占拠してしまうようなことは誰にでもあるが、思考は無意識なものが多いため、完全にコントロールすることはできないとした上で、「とりあえず行動する」ことが大事だと伝えています。

そして、行動を優先する目的は「自分のためになる行動することで思考を変える」ことだそうです。

簡単に書いてあるので、「とりあえず行動って、何をするんだよ」と思ってしまいますが、ビショップ氏は「何をしたらいいかも分からないなら、それを見つけるのが最初にするべき行動だ」として「とにかく行動する」ことを伝えています。

確かに、「何をしたらいいんだろう」と悶々と考えていても何も変わりませんが、とりあえずネットで探してみたり、本を読んでみたり、聞いてみたりすると、ほんの少しでも前進したような気がしますね。

少しの前進した感覚が積み重なって、経験と自信になるということをビショップ氏は伝えたいのかなと私は感じました。この時に大事なのは、行動した結果の成功・失敗はあまり気にしてはいけないとも思います。「まず行動につなげた」自分に自信を持てれば、それでよしではないでしょうか。

何も期待せず、すべてを受け入れる

今まで紹介してきた内容は、ポジティブシンキング的な部分が大きかったところですが、最後はなんだかネガティブな表現に思えるポイントですね。

ビショップ氏はもちろん後ろ向きな姿勢を勧めるわけではなく、「何も期待しないとき、あなたは今という瞬間を生きられる」「すべてを受け入れるとは、引き受けて責任を取るということだ」と伝えています。

ここで伝えたいポイントは

  1. 自分が抱いた期待を裏切られるというストレスを避ける
  2. 物事をありのまま受け入れることで、自分の心をコントロールする

ということのようですね。

これは本当に私自身の心に刺さりました。

自分の事を振り返って、確かに「他人に期待する」からイライラしたり落ちこんだり、その結果の出来事を「受け入れられなかった」りして、自分の感情をコントロールできずに疲弊していた気がします。

頭で分かっていても、なかなか実践することが難しいですが、感情が揺さぶられたときにはこの言葉を思い出して行動に移したいですね。

おわりに

ゲイリー・ジョン・ビショップ氏の『あなたはあなたが使っている言葉でできている』から、私のようなネガティブタイプに特に覚えて欲しい、言葉とポイント3つ紹介しました。

本書は、人生をよくするための、いわゆる自己啓発本ですが、所々に偉人の名言を交えてビショップ氏の熱い考えが述べられているので、読んでいる間はビショップ氏からメンタルトレーニングを受けていいるような感じがしてしまいます。

今回紹介したポイント以外にも人生を少しずつ良くしていけそうな、言葉が盛り込まれていますのでなんとなくネガティブな気持ちになっている方や悩みを抱えている方は一度手に取って読んでみてはいかがでしょうか。

最後に、本書で紹介された偉人の言葉を紹介したいと思います。

自分自身の主になれないうちは、自由は得られない   エピクテトス(古代ギリシャの哲学者)

ではでは。


 

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