秋も深まって、ゆっくりとした時間を楽しめる季節になりました。
たまには、ゆっくりと人生について考えてみたいところですね。
なるべくストレス少なく、豊かに感じる人生を送りたいと全人類が考えていると思いますが、その方法はよく分かりませんね。
今回は自己啓発の古典的名著『最強の生き方』から、スッキリとした人生観を身につけるヒントを紹介したいと思います。
まずは、著者のアーノルド・ベネットについて
イギリスを代表する小説家・劇作家・評論家・エッセイスト。自分自身の力で成功した実体験の裏付けから書かれた本書は、世界中の読者に、人間関係の作り方、職業選択、仕事への考え方などの多くの人生の指針を与えている。
といった感じで、1867年生まれの方で、本書は1923年に刊行されています。
100年以上読み継がれている本書には、限られた人生の時間をどうやって生きたらよいかに答える内容になっています。
それでは、アーノルド式「最強の生き方」についてのポイントを2つ紹介します。
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無駄があるから人生は楽しい
この言葉は、本書で一番共感しましたね。
ベネット氏は「本当に無駄なのは、完璧を求めることだ。時間もお金も、完璧を求めるほど無駄になる」と伝えています。
これは社会に出て20年になる私も、ごく最近感じるようになりました。若い頃は「無駄な時間やお金を使ったらダメだ!」という、強迫観念みたいなものに取り憑かれていたような気がします。
だから、仕事も絶対にミスをしないように気が張っていましたし、休日も人生を「充実させるために何をしたらいいか?」なんて考えて、上手くいかないと落ち込んだりしていました。でも、今は「無駄に思えることも人生の栄養」くらいに考えているので、スッキリした気持ちで生活できています。
ベネット氏が言うように「完璧を求めて落ち込んでいる時間の方が無駄」ですね。
「大人は楽しむことを学ばないといけない」ともベネット氏は伝えていますので、例え他人からは無駄のように思われても、自分が楽しいと思える時間を作ること成熟した大人の生き方なのではないかと思います。
想像力で人生を豊かに
ベネット氏は「ひとりが一番、なんて思っていないだろうか?(中略)そう思っている限り、人生は楽しめない。」と、私には大変耳の痛すぎる主張をされています。
それはそうなんだろうけど・・。一人が気楽なのも間違いないし、自分のことは自分でできるし・・・。
と、私と同じ「お一人様」の気持ちを代弁したくなりますが、ベネット氏が言いたいことは「お一人様がダメ」ということがメインではなく、「想像力を磨いて、良い人間関係を築くことが人生を豊かにする」ということです。たぶん・・・。
まぁ確かに、「お一人様」でも生きていく中で人間関係から完全に解放されるわけではないですから、少しでもストレスが少ない人間関係の中で生きていきたいですね。
そのためには、「人の気持ちが分かる人間になる方がよっぽど大切(ベネット氏)」です。
ベネット氏は「想像力は筋肉のようにどんどん鍛えられる」、だから日頃から「相手の立場に立って想像力を膨らます努力をする」ことが必要と言われています。
忙しい毎日では、相手の立場を考えることを忘れがちですが、少し立ち止まって考えてみる習慣をつけてみるのは効果的かもしれません。
まとめ ~人生の真理~
今回は、アーノルド・ベネット氏の名著『最強の生き方』から、人生にすぐ取り入れられるポイントを2つ紹介しました。
本書は100年以上読み継がれているだけに、人生の真理とも言えるような内容が端的に伝えられています。
私が紹介したポイントは、もしかしたら中年には刺さりやすい内容だったかもしれませんが、本書内には「自分の欲望を上手にてなずける」や「親の期待は人を一生苦しめる」「金にならない仕事も進化させろ」といった幅広い世代にも共感できるポイントも伝えられています。
読み始めるとあっという間に読めてしまうので、忙しい方にもオススメの一冊です。
人生の真理とは豊かに生きること!
ではでは。
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