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プレゼンが上手くなりたい!『世界最高の話し方 岡本純子』

山小屋の本棚

こんにちは、ゆる登山家です。

年末から非常に体調を崩してして、寝込んでいるうちに新年を迎えてしまい、ようやくブログが書けるくらいの時間が取れました・・・。

「今年はどんな1年にしようか」とゆっくり考える暇もありませんでしたが、今年も色々と記事を書いてもっと伝える力を高めたいと思います!

新年1発目は、今回は「伝説の家庭教師」(なんか懐かしい響きを感じる)と呼ばれる岡本純子氏の『世界最高の話し方』を紹介します。

岡本氏はアメリカで「グローバルリンクのコミュニケーション術」を学び、これまで1000人以上の社長や企業幹部にコミュニケーションノウハウを伝授されてきたそうです。

そんな岡本氏が世界のリーダーのプレゼンを例に出しながら、相手に伝わるプレゼン・コミュニケーションのコツを本書で説明しています。

私も人前で話すことが得意ではなく、40代になった今でも躊躇してしまいますが、「参考になって、すぐに実践できそうなポイント」を3つ紹介したいと思います。

それでは、読んでいきましょう。

 





説明の鉄板ルール『ハンバーガー話法』

1つ目は、『ハンバーガー話法』という物事を説明する時の鉄板ルールです。アメリカの子供たちは大勢の前で話すときのルールとして教わるのだとか。

具体的には「結論」⇒「中身」⇒「結論」という順序で説明します。

「今日は食中毒に注意というお話をします」

「私は年末に食べた鶏肉で食中毒になり、楽しい年末年始を台無しにしました」

「皆さん特に年末年始は食中毒に十分注意しましょう!」(私の経験から)

といった感じですね。

この話法の目的は「聞き手を迷子にしない」ということだそうです。どんなにキラーフレーズを使って面白い話をしようとしても、聞き手が迷子になってしまうと心に響きませんね。

プレゼンも相手とのコミュニケーションですから、一緒に話題を進んで行けるような話し方にしましょう!

今求められるリーダーは共感型

2つ目は「共感型リーダー」のすすめです。

以前は、上から指示するいわゆる「教官型」のリーダー(私の上司はいまだにそうですが・・)がたくさんいて活躍していた気がしますが、今の世界のリーダーは従業員と同じ目線に立ち、その力を引き出す「共感型」へ変わってきているそうです。

「○○ハラスメント」というのが非常に多く、他人への配慮が求められる社会に変わってきていることが大きな要因ですね。

超有名なスティーブ・ジョブズ氏は「教官型」でアップルを世界的な企業に成長させましたが、現在は「共感型」のティム・クックCEOで成功を収めています。クックCEOはMITの卒業式で「どうすれば、自分も人のために尽くすことができるか。これこそ、人生において何よりも大切で最も大きな問だ」とメッセージを投げかけたそうです。

強硬な姿勢で指示を出す「教官型」が出世することが多いですが、企業の存続を長い目でみると様々な人との「共感型」リーダーの方が成功を収めるのではないかと思います。(私の会社員人生を振り返ってみても・・)

プレゼンでも上から目線ではなく、聞き手の共感が得られる話し方・考え方が大切ですね。

「話す」ことは自分を「離す」こと

3つ目は、「自分を離した話し方」です。

いい言い回しですね。

岡本氏はコミュニケーションの超基本として「何かを言えば、何か伝わるというのは大きな誤解」と説明しています。

確かにプレゼンするにしても雑談するにしても、「色々話したから伝わっただろう」と私も考えてしまう時があります。そんな時はだいたい上司や同僚から「分かりにくかった」という悲しい感想をもらってしまいます・・・。

岡本氏に言わせると「『人は自分が聞きたい情報だけを受け入れる生き物』だから、ファクトを振りかざしても人の心は容易に動かない」とのこと。

自分を振り返ってもそう思います。

では、どうするのがいいのか?

岡本氏は「相手が受け取りやすい球を投げなければならない。自分への執着やエゴを離して相手にフォーカスして話す」ことからスムーズなコミュニケーションが生まれると説明しています。

話をしようとすると、どうしても「自分の話」をしてしまいがちですが、相手にどう伝わるかを考えた時に、一つ前の「共感」という点もつながってくるかもしれませんね。

まとめ

今回は多くの人が一度は悩む上手なプレゼンや雑談の方法について、「伝説の家庭教師」と呼ばれる岡本純子氏が伝えるポイントから3つ選んでご紹介しました。

本書は、超有名な経営者(豊田章男、スティーブ・ジョブズ、ジェフ・ベゾス、高田明、ティム・クック、渡邊恒雄、ドナルド・トランプ等)のプレゼンも交えて50のルールを紹介しています。

誰でも一度は聞いたことがある方の上手なプレゼンやの考え方が盛りだくさんなので、一度手に取って読んでみると、自分のプレゼンに足りなかった点が分かるのではないでしょうか。

今年は少しでも人前でうまく話せるようになりたい!

ではでは。

 


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