こんばんは!ゆる登山家です。
まもなく2カ月の緊急事態宣言が明けて、以前の日常を取り戻す日々が始まりますね。
ここ2年くらいはコロナ禍の情報が毎日大量に流れ込んできて、どうしても暗い気分に
なることが多かったと思います。
逆に暗い情報に慣れて気にならなくなっている人も多いかもしれませんね。
コロナに加えて景気低迷、環境破壊、諸外国の緊張状態等々・・・。
考え始めると世界がどんどん破滅に向かっているように感じます。
でも、本当に世界は多くの人が思うほど悪い方向に向かっているんでしょうか?
そんな疑問にちょっとした答えを与えてくれる本を紹介したいと思います。
私は元々ネガティブ思考が人一倍強いのですが、何となく手に取ったこの本を読んで少し
気持ちが軽くなりました。
その本は『FACT FULNESS(ハンス・ロスリング著、日経BP)』です。
この本の主張を私の言葉で簡単に言うと、
【イメージで考えず、立ち止まって事実を一度見直そう!】 です。
へーって感じですよね・・・。言いたいことは分かります。(文章力なくてスイマセン)
とりあえず、読んでいきましょう!
世界のことをどこまで知っているか?
この本はスウェーデンの医師であるロスリング氏が長年の調査をわかりやすくまとめた書籍に
なっています。
さて、皆さんは次の質問に答えられますか?
①世界の貧困のうち過去20年間で極度の貧困に人の割合はどう変化したでしょう?
②世界中の1歳児の中でなんらかの予防接種を受けている子供は何%いるでしょう?
③現在低所得国に暮らす女子の何割が初等教育を修了するでしょう?
上の質問はロスリング氏が各国の医師や政治、科学者等のエリートに講演会で問いかける
内容の一部です。(実際は3択で行われています。)
合計で12問の質問をした正答率は16.6%!!(平均2問)だったそうです。
ちなみに私は4問解けました!(私はエリート達を超えた!)
ロスリング氏によると3択だからチンパンジーでも4問(33.3%)にはなるとの
ことですが・・・・。(質問の答えは①半分になった、②80%、③60%です。)
世界情勢や政治に高い関心を持つ人々がなぜ、これほど間違うのか?
その問いに答えるためにロスリング氏は仮説を立てました。
『多くの人は知識をアップデートする機会がなかったから、古い知識のままなのだ!』
しかし、各国で丁寧に最新のデータで講演をおこなった後もエリート達の考えがほとんど
変りませんでした。
その時にロスリング氏は問題は知識のアップデートではなく、世界の情勢を事実に
反してドラマチックに捉えている人が多いことだと気づきます。そして、ドラマチックに
世界を捉える原因に10の思い込みが関わっていると考えました。
10の思い込み・・、何となく想像できるようなできないような。
次回は、その10の思い込みについて説明します。
ではでは。
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