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人と話すことが苦手な人へ『超雑談力 五百田達成著』

山小屋の本棚
Handsome young man talking to his senior father while spending time at home together

こんにちは、ゆる登山家です。

今回は、私のような内向的な人が特に悩む「雑談」について取り上げた書籍を紹介します。

『超雑談力』の著者五百田達成(いおたたつなり)さんは、自分の事を元々オタクで内気と評されていますが、心理カウンセラーや編集者などの経験から現在はコミュニケーションアドバイザーをされています。

元々陰キャの五百田氏だからこそ、雑談についてのコツを簡単にまとめられているのかもしれませんね。

私も内向的であまり人と話すことが好きではないので、読書やソロ登山に勤しんでいるのですが、どうしても仕事中は雑談にも加わらないといけないときがあります。

今までは何となく愛想笑いや生返事で乗り切ってきたという感じですが、本書で書かれているコツをいくつか頭に入れておくだけで、もう少し雑談らしく?できるようになった気がします。

今回は本書の中でも、簡単で分かりやすいポイント5つを紹介します。

それでは、読んでいきましょう。

 





気持ちをやりとりする

一つ目は「気持ちをやりとりする」です。

雑談をする時に、情報交換をしようと思って「○○はどうですか?」「どうして○○なんですか?」といった感じで相手から情報を得ようとしてしまうことがあると思います。

五百田氏は「雑談は気持ちをやり取りすることで、気持ちが近づく」と説明しています。その結果、いい関係が築きやすいとのこと。

一つの話題がでたら「自分の生の気持ち」を入れた会話を心がけるのが良いようですね。

「○○は使いやすくていいですよね」とか「○○はどうしてか分からなくて困りますよ~」みたいな感じかな?

確かに親近感がわきやすくて、色々な話題にも使えそうですね。

肯定して共感する

二つ目は「肯定して共感する」です。

これは私個人的にもすごく大事なポイントだと思います。

私も以前は慣れない人間関係の中では、相手の言葉に対して何となく「でも○○の方が~」みたいな返事をしていたと思います。そうすると相手との間の壁が残ったままで、仕事上の話もうまく進みませんでした。

話を膨らませようとよかれと思ってアドバイスや補足を入れても、相手は意見を否定されたような気持ちになったかもしれません。

五百田氏は「相手が好き勝手に話してきても、イライラせず、アドバイスせずに話を聞きましょう」と伝えています。相手の話が多少間違っていても肯定して共感する。そうすることで相手も心を開いて話しをするでしょうとのこと。

人間は元々承認欲求があるものですから、とにかく「最初は話を聞く」姿勢が大事ですね。

知らないことを教えてもらう

三つ目は「知らないことを教えてもらう」です。

五百田氏は「相手との共通の話題を探さなくてもいい。自分が知らないことを教えてもらうことで心の距離が縮まる」としています。

確かに自分が知っていることを相手に教えるというのは、楽しいことですし、興味を持って聞いてくれる人には特に親近感がわきますね。(あまり上から目線で教えるとマウンティング感が強くて嫌われそうですが・・・。)

五百田氏は「知らないことを教えてもらう」時の質問の仕方として「過去」「現在」「未来」のフォーカスを当てるとよいと伝えています。

「昔から○○なんですか?「最近は○○はどうなんですか?」「それじゃあ今度も○○されるんですか?」みたいな感じですね。

「過去」「現在」「未来」を順番に聞くと、相手の事も少し深堀できますし、相手も話しやすそうですね。私も最近はこれを心がけて上司の話を聞くようにしています。

単に社交のコツを実践する

四つ目は「単に社交のコツを実践する」です。

なんか身も蓋もないって感じですが、割り切りがないと雑談も苦痛になって、もっと苦手意識が強くなっちゃいますからね。この心構えは大事です。

最初のくだりでも書きましたが、五百田氏は自分の事を陰キャだと認識されているので、雑談ができるようになるには「陽キャになるのではなく」社交のコツを身につけて「単に慣れる」ことが大事だと述べています。

私も内向的なので、社会人になりたての頃は何とか話の輪に入ろうと空回りしていたような気がしますが、色々な人と話をする中で慣れましたね。でも未だに内気で人見知りです・・。

雑談の時は無理に陽キャを目指さず、本書で書かれている社交のコツを一つずつ実践していきましょう。

雰囲気で話す

五つ目は「雰囲気で話す」です。

こんなゆるい感じのススメが個人的には好きです。

雑談の場では事実をそのまま伝えることが必ず求められるわけでないですね。相手との会話がスムーズに続けばいいわけですから、細かい事実をしっかりと伝えようと固執してもいけないと五百田氏は伝えています。

話す相手にもよると思いますが、わからない言葉が出てきても、雰囲気で「うんうん」と話を進めておく方が無難ですね。(なんか適当にあしらっている感じがしないでもないですが・・・。)

個人的には頭のよい真面目なタイプの人は、会話中に分からないことや曖昧な表現が出てきた時に「それなんですか?」「それはこうですよね?」みたいな感じで話の腰を折っている気がします。

本人は正確じゃないことがモヤモヤするんでしょうね。

話の腰を折られると相手も続けて話しにくいですから、雑談以外の会話も中々心を開いて話してくれなくなってしまいそうです。

あくまで雑談ですから、割り切って深く考えずに聞きましょう!

まとめ

五百田氏達成氏の『超雑談力』について、著者と同じように内向的な私の視点で、簡単で分かりやすいポイントを取り上げてみました。

社会にでると必ず遭遇する「雑談」ですが、あまり上手くできていない気がする人は結構多いと思います。

今回取り上げた5つのポイント以外にも本書には、「基本の7ルール」と「いろいろな場面での実践的な方法36」が書かれています。

それぞれの個性にあった方法で雑談に臨めるようになるのではないかと思いますので、興味のある方はぜひ読んでみて下さい。

内気な皆さんが気楽に雑談できますように。

ではでは。


 

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