一身上の都合により、北関東を去ることになりました。
近くの映画館用のチケットが余っていたので、何かないかな~なんてサイトを見ていたら『プロジェクト・ヘイル・メアリー』が目に留まりました。
「そういえば映画館のCMで流れていたな」と思いだし、上映時間をみると「156分!!長っ!!」とは思いましたが、面白そうだから観ることに。
まずは公式HPからあらすじを
姿・形・言葉も故郷も違う2人が太陽エネルギーを奪う〈原因不明の謎〉の挑む
未知の原因によって太陽エネルギーが奪われ、数十年後に地球は氷河期に突入する。原因解明に向けて宇宙に送り込まれたグレースは、科学の知識だけを武器に80億人の命をかけた人類最後の賭けに挑むが、この危機を救おうとする小さな相棒と出会い、共に愛する故郷を救うため宇宙の超難題に挑む。
手探りの共同作業は、やがて孤独を癒やす友情となり、何よりも守りたい〈存在〉に変わる。
そして二人がたどり着いた、一つの答えとはー
映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』オフィシャルサイトより
といった感じで、地球の危機を救うために平凡な教師が送り込まれて、地球外生命体と遭遇して・・・といった感じの物語です。
少しネタバレを含みますが、魅力を紹介します。
少しずつ育まれる友情に癒やされる
本作で描かれる地球人グレースと岩のような生命体「ロッキー」の友情が、観客の胸を打つことは間違いないでしょう。
「なぜか遠い宇宙空間にいる状態」で目を覚ましたグレースが、地球に帰れないことに絶望して自暴自棄になっているところに、突然現われたロッキーとなんとかしてコミュニケーションをとろうとしているシーンが面白いですね。
見せたり、説明している事についてロッキーが発する音をパソコンで認識して、英語に置き換えながら少しずつ意思疎通ができるシーンがありますが、偶然にも方法が以前に鑑賞した『メッセージ』とほとんど同じなのに少し驚きました。原作者は違いますので、賢い人は問題解決法が似通うんでしょうね。
それはさておき、コミュニケーションが取れるにつれてグレースの孤独が癒やされ、ロッキーの行動に少しストレスをためながらも楽しそうに協力していく所は、地球上で友人ができていく状況と変わりありません。
「お互いがどれだけ異なっていても助け合うことができるはず」というメッセージがよく伝わると思います。
グレースの扱いにモヤモヤ
さて、「なぜか遠い宇宙空間にいる状態」でグレースが目覚めるところから本作が始まり、その理由が少しずつ明かされていくのですが、個人的には少しモヤモヤする展開でした。
私は原作を読んでいないので、本作は「地球の危機を救うため、平凡な人がなぜか選ばれて宇宙人と協力して解決するヒーロー物語」だと勝手に感じていたのです。
しかし、グレースが宇宙に送り込まれた理由はあまりにも理不尽に私は感じてしまい、「地球を救う必要あるの?」なんて思ってしまいました。「グレースの人が良すぎない?」とも。
最終的にはグレースはそれなりに幸せそうですが、なんか鑑賞後もモヤモヤがなくなりませんでした。
余韻が残るといえば聞こえがいいんでしょうが、途中までかなり良かったのでなんとも・・・。
原作を読んでいる人はまた違うんでしょうし、この辺りは人によるんでしょう。
いずれにせよ、迫力のある宇宙空間描写が物語への没入感を高めてくれて156分も全く苦にならないので、ぜひ映画館で観てもらいたいと思います。
ではでは。


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