こんにちは。ゆる登山家です。
プロフィールでも書いてますが、私はそろそろ40代に差し掛かり人生の折り返しを迎えるんですが、未だに人生でストレスと悩みでツラいことがあります。
実際、適応障害と思われる症状で診断を受けたこともあります。
みなさんも日常で色々な悩み・ストレスを抱えることがあると思いますが、そんな時にどうやって乗り越えていますか?
今回は人生で悩んだ時に読んでもらいたい一冊 『嫌われる勇気 岸見一郎・古賀史健著、ダイヤモンド社』をざっくり要約します。
この本はアドラー心理学を基に他者との関係を捉えなおして、生きやすい方法を説明している名著です。
一時期ブームになっていたのでご存知の方も多いかもしれませんね。
この本にはアドラー心理学のエッセンスがたくさん詰まっていて、まとめるのが難しいですが、私がこの本から読み取って明日から実践できると共感した考え方は次の3つです。
- 課題の分離
- 大きな視点で他人を捉える
- 今を生きる!
それでは一つずつみていきましょう!
課題の分離
まず1点目の課題の分離についてですが、これは自分の行動から発生した他人の考えや行動については自分とは分けて考えるということです。
対人関係で悩むとき、どうしても自分の行動が他人にどう思われるかが気になって行動に移せなくなりませんか?
私はよくそうなります。面倒な仕事を頼む時、仕事の間違いを指摘する時、急なスケジュール変更を伝える時等々社会生活ではなんとなく気が引けるときはよくあります。
そんな時に相手の事を気にしていては物事は進みませんが、かといって・・・となります。
アドラー心理学ではそんな時に【課題の分離】を提唱しています。
【課題の分離】とは簡単に言うと「あなたの問題はあなたの問題で、私の問題ではないよ」ってことです。
ジ〇イアンの「俺のものは俺のもの、お前のものも俺のもの」的な考えをするから悩みが大きくなるって感じ。
すこし無責任な気がしますが、確かに関わる人すべての事を気にしていたらメンタルが持ちませんね。
現実ですぐに切り替えるのは難しいですが、私の場合は悩んだ時にこの内容を思い出した時に少し気が楽になりました。
この考え方は生きやすくなるものの、他人には少し嫌われやすいかもしれませんね。ここで必要なのが【嫌われる勇気】なのかと。
大きな視点で他人を捉える
2点目の【大きな視点で他人を捉える】という表現が少しわかりにくいかもしれませんが、つまり
【大きな共同体を意識する!】です。
えっ・・もっとわかりにくい?
とりあえず他人に嫌われても自分はその他人との間の小さな社会ではなく、地球とか宇宙とかのもっと大きな共同体に包まれていると認識することが大事ってことです。
まあ確かに学校とか会社とか地域社会も地球規模で比較すると大きな集団ではないですからね。
大きな視点で考えると日常の色んなことは小さくみえるかもってことですね。
本書では他者とは分離しながら大きな共同体との繋がりを持つのためにはどうするのか?という問いには他者へ介入ではなく、援助で勇気づけをすることで大きな共同体への貢献を感じることができると主張されます。
う~ん難しい。心理学よりも哲学に近いですね。
要するに「あなたはあなた、私は私だけど宇宙の中ではみんな一緒!お互い頑張ろう」って感じです・・。
今を生きる!
なんだか懐かしい映画を思い出してしまうタイトルですが、結局のところアドラー心理学を使ってどうやって幸せになるの?という問題です。
『人生は連続する刹那である』という表現が出てきますが、計画的な人生は不可能であり今この瞬間を価値あるものにすることが充実につながるということですね。
確かにメンタルフルネスの考え方でも【今、この時間】を意識することで、他の悩みが意識に占める割合が少なくなり、メンタルを落ち着かせることができるとあった気がします。
簡単な方法だと自分の心臓の鼓動を意識的に感じてみるというのがありますね。
実は私も資格試験や仕事で緊張を感じる時に目を閉じて、心臓の鼓動を意識して気持ちを整えることがあります。
何となく集中できる気がするので、緊張しやすい方は一度試してみてください。
とにかく、計画よりも今が一番大事って感じ。
まとめ
本書で出てきたアドラー心理学を用いた私なりの幸福への方法は、
「よそはよそ、うちはうちだからそれぞれ自分が役に立つと思う方法で生きていこうね。
結果嫌われることがあっても宇宙でみればみんな仲間!
そんなことよりいつ人生が終わってもいいように大事な今に集中しよう!」
って感じです・・・。
いかがでしたか?
今回も私のひじょ~にザックリな要約になってますので、わかりにくい箇所は多々あったと思います。
スイマセン。
本書は対談形式で進んでいるので非常に読みやすいですが、アドラー心理学は1冊を読んで理解できる内容ではないようです(当たり前?)ので、もし興味を持ってもらえたら実際に本を手に取ってもらえると幸いです。
ではでは。
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