スポンサーリンク

成功への秘訣!『7つの習慣 スティーブン・R・コヴィー著』(下)

山小屋の本棚

今日は、ゆる登山家です。

気温40℃で命の危険を感じるほどに暑くなった夏もなんとなく終わりが見えてきたようで、ホッとするような寂しいような不思議な気持ちの今日この頃です。

今回も前回に引き続き、『7つの習慣 スティーブン・R・コヴィー著』のザックリ紹介をしていきたいと思います。

前回までは私的成功を収めるための習慣として、3つの習慣を説明しました。

今回は公的成功を収めるための習慣4つを紹介します。


 




4.Win-Winを考える

第4の習慣は「Win-Winの関係を追及する」です。

Win-Winという言葉は聞いたことがあると思いますが、現実的には人間関係で「お互い満足」な状態になるのか?という疑問はありますよね。

私も社会に出て20年近くになり、いろんな人と仕事の打ち合わせや社内の問題について話し合ってきましたが、気の弱い私は中々「お互い満足」では終われませんでした。性格の違い(弱気か強気か、平和主義か競争的か等)で決着しやすいような印象を持っていますが、皆さんはどうでしょうか?

人間関係は元々難しいものですが、コヴィー氏はWin-Win以外の関係(Win-LoseやLose‐Win、Lose-Lose)の関係ではお互いにわだかまりや恨み、自尊心の低下などのマイナスの面が強く出るため、困難ではあるけれどもWin‐Winを目指すことを根幹に置くことを提唱しています。

そんな難しいことをどうやって達成するのか?

コヴィー氏の推奨する方法は、次の4つです。

  1. 相手の視点で考える
  2. 本当の問題点を見極める
  3. お互いが受け入れられる結果を決める
  4. その結果のための新しい方法を考える

コヴィー氏はWin‐Winにならなければ決着させない(取引しない)勇気が必要とも主張しています。

提唱されている内容は確かに分かるなって感じですが、確かに勇気が要りますね。

私としては、Win‐Winを目指すにはとりあえず簡単に結論を出さずによく話し合う姿勢を可能な限り持つことが大事かなと思います。

5.理解し、理解される

第5の習慣は「理解し、理解される」です。

文章だけ読むと理解できるんですが、実社会での実践は意外と難しいですよね。(簡単なようで難しいから成功の秘訣ということでしょうが・・・。)

この章に出てくる表現で、すごくわかりやすい言葉は「心には理性ではわからない理屈がある」です。

私も実生活で色々な人と話をしますが、真面目な人で理屈っぽい人はこの点があまりわかっていないのかなと感じます。「言ってることが正しいことは分かるよ・・、でも現実はそういうことじゃないんだけどね・・・。」となります。

その場でそう言わない私も悪いですが、言っても伝わらなそうだなとも感じてしまいます。

コヴィー氏は『共感による傾聴』が重要と主張しています。その上で、多くの人が犯してしまう過ちとして次の4つの反応を示しています。

  1. 評価する
  2. 探る
  3. 助言する
  4. 解釈する

この4つはすべて話を聞く自分の視点からの反応です。

話し手は自分の話しを聴いてもらいたくて、相手の経験や考えから評価してもらいたいとは思っていないことが多いですね。

そういった面から、「まず共感して相手の立場を理解する」ことから始めることが重要とコヴィー氏は伝えています。

内向的で面倒くさがりな私も、相手の話を何となく聞いて評価・助言をしていたような気がします。管理職としてはそんな対応も必要な時があるかもしれませんが、まだ人間関係が浅い状態では本書の内容を頭に入れてなるべく理解しようとしています。(上手くいっているかはまだ実感がないですが)

会話が苦手な人はまず聴いて共感することから始めることで、人間関係の最初のステップがこえられるのではないでしょうか。

6.創造的協力

第6の習慣は「シナジーを創り出す」です。

なんか急に難しそうですね。

一見これまでと全く別の次元の話の様に感じますが、コヴィー氏が伝えたいことは「1~5の習慣を実践して、組み合わせることで最高の結果を生み出す」ということです。

これまでの習慣は簡単にまとめると「自分で考えてゴールを設定し、順序良く課題をこなしていく。その時に周囲との関係については相手の立場を考えてお互いに理解し、お互い納得できるゴールに到達する」ということでした。

第6の習慣の要点は「意見が対立する状況になった時に、妥協案ではなく創造的な第3案を生み出すことができるように導いていく」ことです。

個人的ではなくチームを導いていくためにこれまでの習慣を活用しようということですね。

確かに、個人だけが成功しても社会は発展しにくいですからね。

実践はこれまでの習慣と比べて難易度はかなり高そうですので、一つ一つの習慣を身に着けてから実践に移す方がよさそうです。私もこのレベルにはまだまだなれなさそうです・・・。

7.刃を研ぐ

最後の習慣は「刃を研ぐ」です。

これは自分自身の価値を維持し高めていって成長を続けることです。

「肉体」「精神」「知性」「社会」の4つの観点から自分の価値を高めることが人生最大の投資になるとコヴィー氏は伝えています。

基本となっている主体的な行動のためには、自分の成長が止まっているといずれ主体的に動けなくなり、「まあいっか」と確かになりそうです。

この習慣は特に難しいのではないかと私は思います。これまでの習慣と違ってゴールがはっきりとは決まらずに、成長する習慣を継続するということですから。

継続して成長と変化を起こす行動をコヴィー氏は『上向きの螺旋』と表現しています。

「学ぶ ⇒ 決意 ⇒ 実行」の繰り返して自分の価値が高まるというイメージですね。PDCAサイクル的な感じで分かりやすいです。

自己管理・個人の強い意志が必要になるので習慣になるまではかなりの努力が必要だと思いますが、習慣化すれば普通に生活している人とは大きな差が開きそうではあります。この意識だけは持って生きていきたいですね。

まとめ

今回もものすごーくザックリまとめてみました。

本書はコヴィー氏がこれまでリーダーシップ論の講義やカウンセリングで経験した実例を踏まえて、具体的に分かりやすく7つの習慣の重要性を説明されています。その中で、色々なキーワード・表現がでてきます。今回は私の心に刺さったキーワードを基に要約しましたが、興味を持たれた方は是非、直に読んでいただいて自分の心に刺さる興味を見つけてみてはいかがでしょうか。

ではでは。


 

コメント

タイトルとURLをコピーしました