最近、自分の休日に限って天気が悪く、冬の爽快な山歩きができないので悶々と過ごしていたのですが、せっかくなので話題の映画でも観てみようと映画館に足を運んでみました。
今回紹介する『哀れなるものたち』はゴールデングローブ賞受賞でアカデミー賞の受賞にも期待される作品ということですが、R18+指定なので、かなり成人向け要素が濃い作品のようです。
なにしろ、急に思い立って観にきたので、予告編もみてなく、予備知識がまったくありません。最近の映画俳優もあまりわからない状態で鑑賞しました。(若い時は年に200本くらい映画を観て、色んな俳優を知ってたんですけどね・・・。)
主演は『ラ・ラ・ランド』で有名なエマ・ストーンです。今回は黒髪になって印象がかなり変わりますね。
予告編だけを観ると人間性の追求と映像美が独特な映画かなという感想になりそうですが、実際に観てみるとかなりグロテスクな表現が満載です。個人的には鑑賞前後に食事をしないことをオススメします・・。
特に性に関する描写が長いです。「あれ?これポルノ映画だっけ?」と途中で思ってしまいました。
ストーリーが「胎児の脳を移植された女性の成長」として描かれていて、外の世界を知る時には切り離せないテーマだからですかね?少し過剰な気もしましたが・・。
私が観て良いシーンだなと感じたのは、「育ての親の世界から外の世界へ出る時に、モノクロから鮮やかなカラーに世界が変わるシーン」と「旅の途中で人生経験豊かで教養のある?ような老婦人と接することで急激に知能が子供から大人へと成長するシーン」でした。
正直な感想としては、この2つのシーンで本作のテーマを大体伝えることができたんじゃないかなと思います。
メディアやネットではかなり絶賛されているので、もっと考察すると違うのかもしれませんが、軽いエンタメの気持ちで鑑賞するには少し難しい作品かもしれません。
ネット上の映画批評では「現代版フランケンシュタイン」という表現もあり、独特な世界観と映像美を鑑賞するという意味では面白いと思います。
少し考えさせられる映画を観たい方は是非!
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