忙しい毎日に押しつぶされそうな今日この頃・・・。
古典から人生の指針的なモノを得たいとなんとなく思い立ち、kindleを探ってみたところ面白そうな本を発見しました。
『ハマトンの知的生活のすすめ』です。
自己啓発界隈ではカーネギーが古典で有名ですが、「ハマトンとは?」という所から特に興味が湧きました。
すでに知っていたという人はどれくらいいるんでしょうか?
とりあえず、ハマトンのプロフィールを
Philip Gilbert Hamerton(フィリップ・ギルバート・ハマトン)
(1834〜1894)
1834年英国のランカシャーに生まれる。当初は画家を志していたが、その後は美術雑誌The Portfolioの編集責任者として大成功する。その一方で、本書のような知的生活論、随筆、人物伝などの著作も多数出版し、当時英国有数の文筆家としても名をなす。知的生活関係の著作としては本書のほかに、『知的人間関係』『幸福論』などがある。本書『知的生活』は内容的に大変興味深いだけでなく、ハマトンが非常に平易かつ明瞭な英語で書いていることから、明治以来、日本の旧制高校や大学の英語教科書でも盛んに使われてきた。Discover21 HPの紹介分より引用
といった感じで、美術誌編集者から文筆家として成功を収めた人物です。1800年代ですから150年くらい前に活躍されていたそうです。
本書はハマトン氏が書いた世界的名著『知的生活』から、三輪裕範氏が現代人に必要な部分を選んでまとめた書籍です。
原著は500ページを超えるそうなので、なかなか一般人には手を出しにくいため、このような形で刊行することにしたのだそうです。
ライトな読者層には助かりますね。
ハマトン氏は特に「時間術」に関する点で優れていると、最初に三輪氏は述べています。それは「時間節約術」のような表面的な方法ではないといいます。
「時間術」以外にも「知的」になるためのポイントがたくさん説明されていますので、その中ですぐにできそうなポイントを紹介します。
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そもそも知的とは?
ハマトンが提唱する「知的」とは、「頭がよくなるとか、表現がうまくなるといった現世的なことではない」と説明されていますので、一般的に考える「知識が多い、回転が早い」といったこととは別次元だそうです。
「低俗な思考に陥らず、常に気高い思考ができるようになること」が「知的」になることとも述べられています。
そういった表現からもわかるように、ハマトンはテクニック的な頭の良さを求めず、いわゆる「品の良い人生」について説いていることがわかりますね。
最近は「タイパ」といった表現もよくみかけて、「時間をかけずに、知識を得たり、結果を出したりする」ことを重視する人が多いようです。
個人的には、時間を重視しすぎると表面的な理解で終わってしまって、せっかくの知識も人生の大事な場面で活かされないような気がするので、時代に逆行するかもしれませんが、ハマトン的な考え方で「知的さ」を求める方が人生が全体的によくなるというか、豊かさが底上げされると思います。
時間は節約するものではなく・・・
ハマトンの時間術は「節約」という表現があるものの、「効率」を求める方法ではなく、「限られた時間の中でどこに・どのように時間を割くか?」といった点に重点があるようです。
分かりやすくまとめると、「学ぶ対象を選択して徹底的に学ぶべし。そして相互補完的な勉強が効率がよい」といった感じです。
私は今まで、「とりあえずこれを勉強しとけば、いつかは役に立つだろう」といった考えでしたので、ハマトンの主張は頭では理解できるものの、「いうは易し」と感じてしまいます。
何かを始める前に「人生の時間は限られている」ということはしっかりと頭に入れておく方がよいことは間違いなさそうです。
結局人生で大事なのは・・・
ハマトンが考える「知的人間」にとって重要なポイントは、すごくシンプルです。
「知的人間に必要なのは時間と健康である。これさえあれば、実力を発揮する機会はいつでも訪れる」
シンプルだし、知ってるし!と思う方多数なのは間違いありませんが、1800年代ですでに現代と同じ人生の教訓にたどり着いたハマトンはやはり、「知的な」人物だったのでしょう。
本書は「知的になるには?」といった疑問に答えるハマトンの教えがたくさん盛り込まれていますが、実際に読んでみると、「時間をどれだけ遡っても、仮に未来に行っても、健康と時間を大事にする人だけが豊かな人生となる」といった真理にたどり着いた気がします。
ちょっと知的になったということなのかも・・・!?
なんて感想はさておき、「時間と健康」が人生のポイントであることは間違いありません。
わかっちゃいるけど・・的な人は改めてハマトンの教えを読んで、2026年も引き締めて過ごしてみてはいかがでしょうか?
ではでは。


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