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鋼メンタルの作り方!『鋼の自己肯定感 宮崎直子』

山小屋の本棚

こんにちは、ゆる登山家です。

まだまだ暑い日が続いて肉体的にも精神的にもキツい日が続きますね。

登山シーズンもまだまだ続くので、色々な山に行きたいと意気込むところですが、肉体的な疲労から精神的に疲れてしまうこともあります。

精神的に疲れた時に、うまく立ち直る方法はないものか?と考えてしまうこの頃。

今回は、精神的な上下に関する書籍を紹介したいと思います。

『鋼の自己肯定感』の著者・宮崎直子氏はシリコンバレーでスタートアップ企業を経験された後にソフトウェア会社を設立・経営された方です。宮崎氏の公式HPでは「鋼の自己肯定感を鍛えるコーチ」になったきっかけを説明されています。そこには、優秀だった父や親族との関係からの自分の立ち位置や自信のメンタル不調の経験から、他の人の同じような悩みを解決したいと決意されたことが書かれています。

私もかつて適応障害と診断され、不眠に悩まされた経験から特にメンタル不調を改善する書籍や方法に興味を持っています。

本書は、宮崎氏がメンタル不調に悩む人を本当に助けたいという思いが伝わる、温かみのある文章で分かりやすくまとめられていて、非常に参考になりました。

本書の中から、「すぐに実践できる!」と感じる3つのポイントを取り上げたいと思います。

それでは、読んでいきましょう!


 




自己肯定感は決意

そもそも自己肯定感とは?最近よく聞くけど、「自己肯定感が高い」ってどういう状態?なんて感じる人もいると思います。

私もフワッとした感じで「気持ちが満たされている状態が、高いというのかな」と思ってました。

宮崎氏によれば「自己肯定感が高いとは、ありのままの自分を”無条件で”受け入れ愛している状態」と定義しています。

そして「自己肯定感は上がったり、下がったりするものではない。ずっと上がったままにできるものである」とも説明されています。

「そうなの?」とすぐには受け入れにくいような気がしますが、本当に可能ならこんな幸せなことはないですよね。

自己肯定感を高く維持するには、「自分を世界一の親友にすること」そして「それが自分にとって大事なことと自覚して、なおかつ可能である」と決意することから始まると宮崎氏は伝えています。

なので「自己肯定感は決意」とされている訳ですね。

この段階では、まだ半信半疑なところがあると思いますが、「とりあえずやってみよう」と思うところからですね。

 

自己肯定感を上下させる原因に気づく

まず、「自己肯定感を高く維持できるようになろう!」と決意したところで、宮崎氏は、自分の自己肯定感を上げ下げしている4つの要因について考えることを勧めています。

これは、私も自分に当てはめて考えてみましたが、非常に分かりやすくて取り組みやすいです。私は2と3が今まで自己肯定感を上げ下げする原因になっていたような気がしました。

  1. 他人からの評価(~に○○をされたから自己肯定感が上がったor下がった)
  2. 他人との比較における自己評価(○○さんに比べて自分は△△が低いから、下がったor上がった)
  3. 失敗と成功(○○に失敗(成功)したから、下がったor上がった)
  4. 不測の事態(病気になって(ケガをして)○○できなくなったから、下がった)

この4つの項目は、ほとんど人が日常で考えやすい内容ではないかと思います。

宮崎氏はこれらの内容で自己肯定感が上下するのは、「条件付きの自己肯定感」に振り回されているからだと説明されています。

条件付き・・・、なるほど!と思います。

確かに何かの条件と自己肯定感をつなげてしまうと、条件が変わると自己肯定感も変わってしまいますね。

あくまで、自己肯定感は「無条件で」自分を受け入れることとされていますからね。条件付きでは別物になってしまいます。

それでは、条件付きではない自己肯定感を高めるにはどうしたらよいのでしょうか?

ポジティブな自己暗示(アファメーション)

宮崎氏が勧めている自己肯定感の高め方の一つに、アファメーションがあります。

アファメーションとは「自分で自分に語りかけるポジティブな言葉」なのだそうです。

宮崎氏によると、アメリカの研究で人の脳は日常で1.2万~6万個の考え持ち、そのうちの80%がネガティブな内容になるそうです。そして、人はフォーカスした内容に頭を働かせる習性があるため、ポジティブな内容を考えるようにすることで、ポジティブな事に気がつくようになり人生が大きく変わると伝えています。

1種の自己暗示のような感じでしょうか。

ここでアファメーションを行う時のポイントがあります。

  1. 「私は」などの主語をはっきりさせる
  2. 現在形または現在進行形を使う
  3. 肯定的な言葉を使う
  4. 現実のように言う
  5. 朝晩毎日唱える
  6. 最低21日(3週間)続ける

例としては「私は自分が大好きです」「私は日々豊かになっていっています」等があるようです。

最初はなんだか、恥ずかしいような抵抗感がありますが、実際にやってみて慣れると気にならなくなりますね。

私も現在継続中ですが、少しメンタルが安定したような気がしないでもないです。後2週間くらい続けてみたいと思います。

このアファメーションの興味深いところは、感情的に言葉にしにくい内容(自分ではすぐに思えない事=自分は美しい・○○さんの言動を許す等)については、そのまま言えなくても「~するように努力しています」といった感じで少しずつでもよいという点です。

思ってもいないことを口にしても、ただのルーティンになってしまいそうですが、自分が受け入れられる遠回しな言い方なら続けられそうですね。

宮崎氏は、次のアファメーションを3週間唱えて欲しいと伝えています。

『私は何も証明する必要はありません』

シンプルな言葉ですが、「無条件」で自分を受け入れるには、まずはこの前提を心に刻む必要があります。

とにかく、条件をなくした自分を受け入れることが一番大事ということですね。

まとめ

今回は、メンタルを安定させるために『鋼の自己肯定感』について一部紹介しました。

今回取り上げたのは、私が特に参考になった3つだけです。

本書では、宮崎氏が長年の経験から培われた「鋼の自己肯定感」を身につけるワーク(方法)が具体的に数多く説明されていますので、もっといろんな方法が知りたい方は是非手に取って読んでみてください。

本書を通して自己肯定感を高く維持できると、ちょっとしたストレスや負の感情に囚われて憂鬱になったり、無気力になったりすることが減るかもしれません。(私は少しだけ実感してます)

なにせ、生きているだけでよいのですから!

いろんな人に穏やかな日々がありますように!

ではでは。


 

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