こんにちは、ゆる登山家です。
熊が怖くて山に行けないこの頃、ふと懐かしい映画とBGMが頭に浮かび、思わずアマプラでレンタルしてしまいました。
1998年公開のカーアクション映画で、フランス・マルセイユを舞台にした『TAXi』です。
監督は『レオン』や『ニキータ』『トランスポーター』で有名なリュック・ベッソンです。
『TAXi』はフランス映画なので、普段見ているハリウッド映画とはまた違う雰囲気で、今観てもなんだか新鮮味がありますね。英語作品とは違って単語を聞き取れないのが残念ですが、なんか作品全体がエレガントな雰囲気で気分が和みます。
それでは、簡単にあらすじと魅力を紹介していきたいと思います。
少しあらすじ
スピード狂のタクシー運転手ダニエルと失敗ばかりの刑事エミリアンが奇妙な縁から、協力して銀行強盗団「メルセデス」を捕まえようとするストーリーです。
カーアクション映画というものの、コメディ要素が多すぎるくらい詰め込まれており、初めてみた大学生の時よりも大人になった今の方が面白みを感じるシーンも結構あります。
警察署長が銀行強盗団のドイツ人を罵った時に、「仏独の関係を考えろ」と大臣に言われ、「私はそんなことをいいましたか?」ととぼけるシーンは、上司にゴマするサラリーマンぽくて和みますし、強盗団を捕まえる作戦を「禅(ぜん~~みたいな言い方)」と名付けるところは、軽く日本をイジっていて吹き出してしまいます。
優秀な女性刑事ペトラになんとか好かれようと、極端な行動(昼間いきなりペトラの部屋の扉を壊して入り、強引に押し倒そうとする)をとるシーンも海外のコメディー感が強くて個人的に好きです。
TAXiの魅力
本作の魅力は2つです。
- 綺麗な街中をプジョーとベンツが激走する迫力シーン
- オープニングで流れるあのBGM
やはりカーアクション映画ですから、カーチェイスシーンが魅力的なんですが、特に今作はフランス車のプジョーとドイツ車のベンツがマルセイユの街中を激走しているシーンが目に焼き付きます。激走しているんですが、滑らかに周りの車を躱しながらカーチェイスを繰り広げているところなんかは、アクションシーンといっても優雅さが感じられる独特な魅力があります。
リュック・ベッソン監督のカーアクションシーンでは車体前方から撮して、動き全体がみえるような描写が多くて、迫力と臨場感がありますね。
もう一つの魅力は、有名な(個人的には)あのBGMがあります。「ミザルー」という曲なんですが、曲名を知らなくても、聴いてみると「ああ、あの曲!」と分かると思います。元々はギリシャの伝承曲だそうで、ディック・デイルがカバーした曲が本作でも使用されています。ディック・デイルで検索してみると、たくさんヒットします。youtubeにもあるので聴いてみると、病みつきになりますよ。
本作では冒頭のシーンのみですが、シリーズを通して色々なシーンで流れるので、TAXiといえばこの曲!って感じになりますね。疾走するTAXiの雰囲気にもマッチしていると思います。
以上、懐かし映画を久しぶりに紹介しました。
数あるカーアクション映画の中でも、個人的にはベスト3に入る作品だと思っています。
秋の夜長に爽快でエレガントなカーアクションを堪能してみては?
ではでは。
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