最近映画館で観た『マッドマックス:フュリオサ』が想像していたよりも面白かったので、フュリオサからつながる『マッドマックス 怒りのデスロード』を観てみることにしました。
調べてみると、なんとアカデミー賞を6部門も受賞していたんですね!本当に映画鑑賞から離れていたので、浦島状態がすごいです。最近は、色んな驚きを味わえて逆にお得感さえ感じます。
そんな『マッドマックス 怒りのデスロード』のあらすじは
愛する者を失ったマックスと2人の反逆者。
自由と生き残りを賭け、3人のMADな戦いが、いま始まる―石油も、そして水も尽きかけた世界。主人公は、愛する家族を奪われ、本能だけで生きながらえている元・警官マックス(トム・ハーディ『ダークナイト ライジング』)。資源を独占し、恐怖と暴力で民衆を支配するジョーの軍団に捕われたマックスは、反逆を企てるジョーの右腕フュリオサ(シャーリーズ・セロン)、配下の全身白塗りの男ニュークス(ニコラス・ホルト)と共に、奴隷として捕われた美女たちを引き連れ、自由への逃走を開始する。凄まじい追跡、炸裂するバトル……。絶体絶命のピンチを迎えた時、彼らの決死の反撃が始まる!
マッドマックス 怒りのデスロード公式HPより
といった感じで、今回もMADな世界をマックスがド派手なアクションで暴れ回るんですが、『フュリオサ』を観た後では、別の印象というか少し深い感傷に浸れます。
最新作とのつながりも含めた魅力と感想を少しお伝えします。
アフィリエイトプログラムを利用しています
『フュリオサ』とのつながりから深まる魅力
『マッドマックス:フュリオサ』ではフュリオサが故郷である「緑の大地」から攫われて、「砦(シタデル)」で大隊長として活動するまでを描いているので、幼い子供から戦士へと成長するまでの悲惨な経験や強い決意をみることができます。
そこから、『怒りのデスロード』につながり、ストーリーの終盤で、ついに「鉄馬の女」達に会うことができたものの、故郷である「緑の大地」が、すでに汚染されて住めなくなり、帰る場所がなくなったとわかったときのフュリオサの慟哭は、『フュリオサ』を観た後の方が強く共感できると思います。私自身も絶望感がすごかったです。(そこでハッピーエンドだと思っていたので・・)
「えぇ・・」となって、「これどうやって終わるの?まさかバッドエンド?」という感じで観ていましたが、最後は死にかけながらド派手なバトルの末に、「砦」の首領イモータン・ジョーを倒して、新しい首領として豊かな国を築いていきそうな感じで、終わりホッとしました。
こんな風にストーリーに前のめりになってしまうのも、『フュリオサ』を観ていたからでしょう。
やっぱり制作側はこういう風なことも織り込んでいたのかなと、感心してしまいます。
世界観の作り込みがすごい!
『怒りのデスロード』はアカデミー賞6部門受賞ということですが、その内容は、編集賞・美術賞・メイク、ヘアスタイリング賞・衣装デザイン賞・音響編集賞・録音賞となっています。
私も「さすが!」と思ったのは、世界観の作り込みでした。激しいスタントを多く取り入れていることもあると思いますが、作品の最初から最後まで、荒廃した世界でのMADなバトルが鮮明にリアルに描かれていてストーリーへの没入感を高めています。
最初に「アカデミー賞受賞」と見た時は、あまり信じられませんでしたが、鑑賞してみると納得しますよ。
個人的には、マックスの状況がもう少し分かるような流れだともっと良かったなと思いました。前作はかなり昔なので、MADなマックスに行き着くまでを覚えている人は少ない気がするので・・。
ともあれ、ド派手なアクションと作り込んだ世界観・ストーリーのつながりを存分に楽しめますので、『マッドマックスシリーズ』を観て、映画館・自宅でMADな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
ではでは。
コメント