少し前に40代に突入し、なんとなく毎日を過ごしていく内に「なんか緩んでいる気がする」この頃。
久しぶりに王道の自己啓発本でも読んで、少し気持ちを高めようと思いました。
自己啓発本は書店でも数え切れないくらい並んでいますが、やはり長年生き残っている書籍が本物、というか王道なんだろうと思い、『自分を鍛える』を手に取りました。
こういった類いの本は、若い時ほど効果が大きいと個人的には思いますが、多少の社会経験を経た後での気づきはどんなものか?という興味もありますね。
『自分を鍛える!』は、なんと189年前の1835年に発行され、勉強方法や健康法・自分の鍛え方・磨き方を具体的に説明してベストセラーになったそうです。
著者のジョン・トッド氏のプロフィールはこちら
アメリカに生まれる。
実践的かつ哲学的示唆に満ちた「人生案内」で知られる牧師・著述家。その卓越した発想は、自己実現を目指すすべての人々に知的活力・力強い励ましを与え続けている。
本書著者紹介より
今回は自己啓発の古典的名著『自分を鍛える!』から、分かりやすく取り組みやすいポイント3つを紹介します。
それでは、読んでいきましょう!
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明日やろう!は、バカヤロウ!
トッド氏は忍耐力の重要性について、「私のいう忍耐力とは、同じ課題を、毎週同じ計画にしたがって、じっっくりと着実に進めていくことである」と説明しています。そして、「今日できることを明日に延ばすのが習慣になると、せっかくの将来性あるすぐれた計画を台無しにしてしまう危険がある」と続けています。
耳が痛過ぎる!
と感じた方はたくさんいると思います。私も同じです・・・。
一つの誘惑に負けることで、他の誘惑にも負けやすくなるということですが、確かに私も心当たりが激しくあります。「今日は少し疲れたから、この仕事は明日で」とか「筋トレは明日から」みたいな感じです。
これは特に若い世代で多いのではないでしょうか?
時間がありあまる若い時は、全く気になりませんが、30代・40代と進むにつれて、「あれ?これ今やらないと、死ぬまでできないんじゃないか?」という感覚が出てくる気がします。
トッド氏は「前もって立てた計画通りに過ごした充実した一日は、無計画に過ごした1週間分にも相当するのだ」といっていますが、ホントにその通りだと思います。
皆様時間を大切にしましょう。
1日15分あれば成長できる!
これは、もう一つの自己啓発の名著『自助論 サミュエル・スマイルズ』にも、記載がありましたが、努力は長時間をかけなければ意味が無いわけではなく、日々少しずつの努力が大きな成果に結びつくということですね。
私もこの考え方だけは忘れないように、心に刻んでいます。(あまり集中力があるタイプではないので・・。)
トッド氏も勉強の仕方として、小さな子供が、知らない言語を他人が読んでいるのを繰り返し聞くことで覚えてしまう事を例に出して、「長時間だらだらやるよりも、短時間で良いから全神経を集中して勉強し、それを何度も繰り返してやるべきである。」と言っています。
先延ばしをやめる方法としても、「まず5分だけ始める」ということが勧められていますから、ほんの少しの努力からでいいんじゃないかと個人的には思いますよ。
刃は冷たいほどよく切れる
これは、人間関係についての教訓で、トッド氏曰く「仲間の間でけっして感情をむき出しにしないこと」と強く戒めています。そして「冷たい刃ほど切れるのだから、必ず論争に勝てるはずである」と続けています。
個人的にも、この教訓は非常に大事だと思います。学生ならまだしも、社会に出てから「こんなに感情的になる人いるんだ・・」と衝撃を受けることが多々あります。そういった感情的な方は、残念ながら権力を持っても一時的で、ちょっとしたことで足下をすくわれていなくなりますね。
現在はパワハラも社会問題として取り上げられることが多くなりましたし、トッド氏が言うように「考えや意見を対話によって交換し合えることは素晴らしい贈りもの」ですが、相手に与える影響をしっかりと考えなくてはいけませんね。(こちらが本当に腹が立つほど、感情をぶつけてくる人がいるので困りますが・・)
以前に紹介したアンガーマネジメント入門を参考に、心を落ち着かせて生活したいですね。
まとめ
今回は自己啓発の名著『自分を鍛える!』から、すぐに使えるポイントを3つ選んで紹介しました。
本書は200年近く読み継がれてきた名著だけに、人間関係の築き方・勉強方法・時間の使い方・健康管理について非常にたくさんの教訓・助言が書かれています。
若い人に限らず一度は読んでみて損はないかと思いますので、ぜひ手に取ってみてください。
少しずつ人生を良くしていきましょう!
ではでは。
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