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鑑賞中にずっと聴き入ってしまう!『名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN』

山小屋の映画

今週は関東地方でも大雪が降って、交通が大混乱してましたね。

雪が多いとアウトドアはしにくいので、ちょうどアカデミー賞もニュースになっていましたし、映画を観に行きます。

今年のアカデミー賞は『ANORA アノーラ』が最多5部門で受賞したそうですね。

18禁の映画になっていたので、受賞には意外な印象がありましたが、興味がでてきました。

しかし!

今回は今まであまり聴いた事がなかったアーティスト「ボブ・ディラン」の若き日をテーマにした『名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN』を観ることにします。

私のザックリとした記憶では、アメリカでは伝説的なアーティストで、ノーベル文学賞を受賞したくらいの印象でした。

本作もアカデミー賞にノミネートされていますし、新しいジャンルを開拓するのも兼ねて楽しみたいと思います。

まずは、公式HPから

1960年代初頭、後世に大きな影響を与えたニューヨークの音楽シーンを舞台に、19歳だったミネソタ出身の一人の無名ミュージシャン、ボブ・ディラン(ティモシー・シャラメ)が、フォーク・シンガーとしてコンサートホールやチャートの寵児となり、彼の歌と神秘性が世界的なセンセーションを巻き起こしつつ、1965年のニューポート・フォーク・フェスティバルでの画期的なエレクトリック・ロックンロール・パフォーマンスで頂点を極めるまでを描く。

Searchlight Pictures HPより引用

といった感じで、ボブ・ディランが世間の注目を集めて上り詰めていく様子が描かれています。

それではあまりストーリーには触れずに、最大の魅力をお伝えします。

俳優陣の再現度が高すぎ!!!

まず、本作の最大の魅力は、ボブ・ディランを演じるティモシー・シャラメを始め、エドワート・ノートン、モニカ・バルバロらの俳優陣のアーティスト再現度が高すぎることです。

私は音楽関係にそれほど造詣が深くないのですが、本作を見始めた時に、「えっ!この人達は俳優だよね?アーティストじゃないよね?」とかなり混乱しました。

テーマ上当たり前ですが、歌を歌っているシーンがほとんどです。それでも、本当に聴き入ってしまうぐらいの再現度でした。

よくよく調べてみると、ティモシー・シャラメは本作のために5年間音楽に取り組み猛練習したそうです!

1本の作品に5年の準備!!!

プロ意識が高いというか、何というか・・・。

確かにティモシー・シャラメの演技には、ボブ・ディランの音楽に対する執念みたいな感情も表現されているように感じます。

そしてエドワート・ノートンもモニカ・バルバロも演奏・歌唱力抜群でしたから、おそらく同じように相当なトレーニングをしたんだと思います。

これだけ再現度が高い本作は、ボブ・ディランについてほとんど知らなかった私のような人も、新たなファンとして取り込んでしまうんではないでしょうか?(実際、帰り道にはボブ・ディランの『風に吹かれて』を聴きながら帰りました。いい曲でした・・・。)

元々のファンも、縁がなかった人も名曲を聴く気分で鑑賞してみてください!

ではでは。

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