早くタイヤを替えて、山に行きたい!でも雨と花粉で行けない!
ということで、今日も映画館に足を運びました。
以前から上映予告で気になっていた『HERE 時を越えて』を観賞しました。
監督のロバート・ゼメキス氏は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『フォレスト・ガンプ』を手がけているので、名前をよく覚えていました。
まずは公式HPからあらすじを
時は流れ、緑が芽吹き、オークの木が育ち、ハチドリが羽ばたき、先住民族の男女が出会う。さらに時を越えて、オークの木が伐採され、土地がならされ、1907年に一軒の家が建つ。そう、この物語の舞台となるのが、この家のリビングだ。
最初にこの家を買ったのは、ジョンとポーリーンの夫婦。やがて女の子が生まれるが、予期せぬ運命に見舞われ引っ越してゆく。次にレオとステラというアーティスティックなカップルが入居し、個性的なインテリアで部屋を生まれ変わらせる。約20年間、仲良く暮らした2人は、ある“発明”に成功し、新たな世界を求めて旅立ってゆく。
そして第2次世界大戦が終結を迎えようとしていた1945年、この物語の主人公となる男の両親が登場する。戦地から負傷して帰還したアル(ポール・ベタニー)と妻のローズ(ケリー・ライリー)だ。ローズから妊娠したと知らされたアルは、予算を上回っていたが、思い切って家を購入する。やがて長男のリチャードが生まれ、続いて長女のエリザベス、次男のジミーが誕生する。
高校生になったリチャード(トム・ハンクス)は、絵描きになることを夢見ていた。そんな中、別の高校に通うマーガレット(ロビン・ライト)と出会い、2人は恋におちる。マーガレットは、高校卒業後は大学に進学し、弁護士になることを目指していた。だが、マーガレットの妊娠が発覚し、リチャードと10代で結婚することになる。
感謝祭、クリスマス、家族のバースデイ──楽しい時が過ぎてゆく。
ヴァネッサの反抗期、夫婦げんか、家族の病気──悲しい時も過ぎてゆく。
そして、マーガレットが50歳を迎えたその日、
2人の人生は思いもかけない時へと迷い込んでゆく──。『HERE 時を越えて』公式HPより
『HERE 時を越えて』はある1つの場所での人生模様を描いていますが、予告編だけだとどんな面白みがあるのか、私は正直分からず、逆に興味を惹かれていました。
それでは、本作の魅力を少しだけお伝えします。
定点映像でこれだけの感動を描けるなんて!!
本作の内容に興味があったものの、正直、ストーリーや設定から、「そんなに期待できないかなぁ」なんて失礼な気持ちで観賞を始めました。
しかし!!
たった1つの視点からしか撮していないのに、時間を行ったり来たりしながら様々な人生の悲喜こもごもが描かれていて、「人の一生の素晴らしさと儚さ」に飲み込まれてしまいました。そして、鑑賞後は余韻に浸って少し動けませでした・・・。
確かに、本作にはワクワク・ドキドキのような刺激は少ないと思います。
でもその分、リアルな「人生」が伝わってくるので、鑑賞中もついつい自分の人生について考えてしまいます。
本作の様な映画を観ると、「家族っていいな」としみじみと感じます。
描くテーマが違いますが、個人的には性的表現が過剰だった『ANORA アノーラ』よりも、深く考えさせられて、良い作品だなと思いました。
ロバート・ゼメキス監督が、1視点のみで人生を描くという新たな手法を取り入れた本作を観て、「人生の素晴らしさ」を感じてみてください!
ではでは。
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