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最も地味だけど、最も賢い暗殺者!『アマチュア』

山小屋の映画

4月の半ばに入っても、まだまだ花粉症が治まらない・・・!

ちょうど興味のある最新作の上映が増えてきたので、登山は控えて映画館に足を運びます。

今回は『ボヘミアン・ラプソディー』でアカデミー賞を受賞した、ラミ・マレック主演の『アマチュア』を鑑賞しました。

予告編はよく観ていたので、「最近よくある復讐劇かな」なんて印象でした。

とりあえず、公式HPからあらすじを

スパイ映画史上最も地味な主人公、殺しは“アマチュア”のCIA分析官チャーリー。 妻の命を奪った国際テロ組織へのたった一人での復讐を決意する。 CIAすらも予測できない方法で、テロリストたちを追い詰めていく。だが、その裏には驚くべき陰謀が隠されていた―。無謀で予測不能な復讐劇の驚くべき結末とは!? 冷静な頭脳か、暴走する狂気か― この“アマチュア”にあなたも騙される。

アマチュア公式HPより

最近よくある復讐劇のパターンは、「元凄腕の工作員(または軍人)の家族が殺されて、主人公が復讐を誓う」といった感じですが、本作は「肉体的にすごい」のではなく超高知能のCIA職員が主人公です。

それでは、ネタバレしない程度に魅力を紹介します。

社交性が高くないオタクだからこそ喪失感が伝わる

本作は、主人公のチャーリーの妻が出張先でテロに巻き込まれて殺されてしまうのですが、妻を家から送り出すシーンや誕生日に中古のセスナ機をプレゼントされるシーンからは、あまり社交的じゃないコンピューターオタクのチャーリーが、良き理解者である伴侶との人生に本当に幸せを感じていることが伝わります。

そんな幸せな生活が一瞬で奪われて、大きな喪失感と怒りで満たされている様子がこちらにも伝わってきて感情が大きく揺さぶられます。これはラミ・マレックが演じるからこそかもしれませんが。

そんな大きな喪失感の中、暗号解析・分析はプロでも、殺しはアマチュア(素人)のチャーリーが気負ってテロリストを追跡する様子はいかにも失敗しそうで、観ているこちらがドキドキしてしまいます。

これは同じスパイ映画の『ミッション・インポッシブル』シリーズとは違ったドキドキで、面白かったですね。

また、所々にちりばめられた、「命との向き合い方」に少し考えさせられたりして、単なるアクション映画よりも奥深さを感じました。

ローレンス・フィッシュバーンも相変わらず存在感しっかりで、ストーリーを引き締めてます。

ちょっと異色のスパイ映画が観たくなったら、是非!

ではでは。

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