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鉄鋼王カーネギーの染みる言葉!『超訳 大富豪の知恵 アンドリュー・カーネギー』

山小屋の本棚

かなり前にデール・カーネギーの『人を動かす』の要約本を読みましたが、色々な自己啓発書や経済関連書籍を読むと、ちょくちょく出てきて混乱していまうアンドリュー・カーネギーに興味が出てきたので、手に取ってみました。

以前に紹介した映画『グリーン・ブック』で出てくる「カーネギー・ホール」はアンドリュー・カーネギー氏が町に寄贈した建物だそうです。

デール・カーネギーは思想家に近いイメージですが、アンドリュー・カーネギーは「鉄鋼王」と呼ばれるほどのバリバリの経営者です。

まずはアンドリュー・カーネギーについて

カーネギー鉄鋼会社を創業し、成功を収めて「鉄鋼王」と称された。立志伝中の人物であり、ジョン・ロックフェラーに次ぐ史上2番目の富豪とされる。事業で成功を収めた後、教育や文化の分野へ多くの寄付を行ったことから、慈善活動家(フィランスロピー)としてよく知られ、1889年に著した『富の福音』はフィランスロピーを志す人々への啓蒙書となっている。1870年代にピッツバーグでカーネギー鉄鋼会社を創業、1890年代には同社が世界最大で最も高収益な会社となり、事業で得た富でカーネギー・ホールなどを建てている。積極的に慈善活動を行い、図書館建設、世界平和、教育、科学研究などに多額の寄付をした。ニューヨーク・カーネギー財団、カーネギー国際平和基金、カーネギー研究所、カーネギーメロン大学、カーネギー教育振興財団、カーネギー博物館などの創設に資金を提供した。

Discover 21のHPから引用

昔の経営者が遺して、今でも語り継がれる程の金言はどのようなものか?

世界有数の富豪からの意外とも感じる人生のポイントを少し紹介します。

 

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1つの籠に卵を入れる

これは投資の世界でよく言われる「卵は全部1つの籠に入れるな」という格言の逆張りですね。

「卵を全部1つの籠に入れるな」というのは、投資をする時に全財産を1つに投資すると失敗した時に致命傷となってしまうことから、分散投資を勧める格言です。

しかし、アンドリュー・カーネギー氏はその逆で「1つの籠に卵を入れる」事を勧めています。

その理由は、「成功したければ専門に特化する」という信念によるもののようです。

カーネギー氏自身は一時は鉄道建設に関心を持っていた時期があるそうですが、自分の信念に従って、鉄鋼業に専念して、実際に莫大な富を築きました。

現代でも大きな成功を収めている富豪は、当初は自分の専門分野(IT、アパレル、金融、物流など)に全力投球して資産を築いていますね。築いた資産をどのように使うかは、それぞれあるようですが。

投資ではなく事業で成功するにはまず、「専門特化」ということは分かりますが、なかなか普通の会社員には分かりづらいところではありますね。

会社員でも取り入れられるポイントとしては、まずは自分の担当業務に集中して専門分野の基盤を築くことが大事なのかなと経験上からも感じます。

なにかしらで信頼を得られないと、次の仕事がこないのは会社員も同じですからね。

貧富の差は悪いことだけではない

アンドリュー・カーネギー氏は1800年代の人物ですが、この時代から貧富の格差が論じられていることに、私自身驚きました。

そして、冒頭の言葉は今SNSなんかでつぶやいた日には、激しい批判にさらされそうです・・・。

「貧富の格差」についてカーネギー氏が伝えたいことは、「大事な事は貧富の差があることではなく、富をどのように配分するか」ということです。

その根幹には「貧困をなくすことによって、正直や勤勉、克己心といった美徳までなくしてしまっては本末転倒だろう」という考えがあるそうです。

若い頃に生活を豊かにするために仕事で努力するというのは大事だと思いますので、カーネギー氏の言葉に一理あると私は感じますが、実際に貧困に苦しんでいる方には理解されにくいかもしれません。

ただ、カーネギー氏は「貧富の格差」に加えて、「貧困よりもむしろ、贅沢こそなくすべきだ」とも述べていて、現代のSDGsに通ずるものがあるように感じます。

金持ちのまま死ぬのは、恥ずべきことだ

これは以前に紹介した『DIE WITH ZERO』の共通する考えですね。

ただ、『DIE WITH ZERO』の著者ビル・パーキンス氏は「金を貯め続けて終わってしまう人生は面白くない」といったスタンスでしたが、カーネギー氏は「恥ずべきこと」というくらい、強い信念があるようです。

しかし、カーネギー氏は「とにかく金持ちは金をバラマケ!」といっているわけではなく、むしろ「少額のバラマキは社会全体のためにならない」と反対しています。

その表現として「物乞いに施しを与える者は、深刻な罪を犯している」と言っています。

つまり、「一度簡単にお金を与えてしまうと癖になり、怠け者をつくりだすだけ」ということですね。

今日の日本でも問題になっている「生活保護制度」に通ずるものがありますね。

では、どういった行動が望ましいかというと「一致した見解があるわけではない」と前置きした上で、「自分が選択し、従事してきた事業に対するのと同じように、熱心に献身しなくてはならない」と説明しています。

うーん、一般人には難しい・・・。

カーネギー氏は金持ちでなくてもできる事として、「援助によってコミュニティに貢献すること」を勧めています。

「もしもお金に余裕があれば、それをコミュニティに活用する」「余裕がなければちょっとした時間を割いてコミュニティに貢献する」といった表現がされていますが、住んでいる地域への少額の寄付やボランティアといったイメージでしょうか。

これくらいなら、なんとかできそうな気もしますね。

今も昔も大事なのは、やはりコミュニティとのつながりということですね。

私も、もしもお金持ち、いや、小金持ちになれたらこの考えを実行したいと思います。

まとめ  もう一人のカーネギーも人生の指針を与えてくれる

今回は、自己啓発書で有名なデール・カーネギーではなく、もう一人のカーネギー、「アンドリュー・カーネギー」氏の格言をすこし紹介しました。

バリバリの経営者であるアンドリュー・カーネギー氏の言葉なので、もっと実用的というか実利主義的な表現が多いかと思いましたが、意外にも「人生を豊かにする」ポイントが詰まっていました。

アンドリュー・カーネギー氏も簡単に富豪になったわけではないので、その辛苦から得た教訓がこめられていて、結果的に自己啓発に近い、人生の指針を与えてくれる言葉になったのだと思います。

本書は、全部で176の格言が掲載されていて「富の築き方」から「平和への想い」まで幅広くアンドリュー・カーネギー氏の知恵を知ることができます。

興味の湧いた方は是非読んでみてください。

ではでは。

 

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