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対人関係で悩む人のための『D・カーネギーの人を動かす言葉 桑原晃弥著』

山小屋の本棚

こんにちは、ゆる登山家です。

今回は私を含む対人関係に悩む人のための良書を紹介します。

D・カーネギーという人を知っていますか?

D・カーネギーは『人を動かす』や『道は開ける』の名著で有名な自己啓発・コミュニケーション能力に関する権威です。

本書はD・カーネギーの名著から抜粋した「人を動かす言葉」を紹介した本です。

カーネギーの基本的なスタンスは【自分の行動を変えて、他人に影響を与える】ことで人生を豊かにするというものです。

皆さんも様々な状況の中で他人とコミュニケーションをとり、仕事にプライベートに悩みを持ちながら一生懸命に生きていると思います。

私は若くも年寄りでもない微妙な年齢で、年下・年上両方の部下や上司とコミュニケーションをとる必要がある立場なので、思うように事が進まないとイライラしたり落ち込んだりすることがあります。

「どうやったら、うまく他人に動いてもらえるか」は社会生活での永遠のテーマですね。

悩みすぎて私の様に髪が減ったり、グッタリしないように、本書で参考になる言葉を3つ紹介したいと思います。

それでは、読んでいきましょう!





議論に勝つ代償は高くつく

他人と話しているときに相手が間違ったことを言っていると、つい間違いを指摘したい衝動に駆られますよね。でも、だれでも面と向かって間違いを指摘されるのは恥ずかしく感じるものです。

つい指摘してしまって、相手の反論をさらに正論でねじ伏せてしまった日には・・・、関係修復は困難です。

本書の中では若い弁護士が勝てる裁判中に、裁判官の小さなミスを指摘してしまった結果裁判に負けた話が出てきます。

裁判官の印象だけで判決は決められないでしょうが、心証が悪いと簡単なこともスムーズに進まなくなりますよね。

社会に出ると本当に色んな人に出会います。気難しい人や気分屋の人、理詰めで相手を詰めるのが好きな人、マウンティング等、私のような豆腐メンタルでは耐えられないことの方が多いくらいです・・(だから髪が気になるんですが)。

言ってみればそんな面倒くさい人達ともうまくやるためには、不要な議論をしてはいけないということです。勝ったところで自分が苦しくなるだけですから。

まずは、議論に発展しないように広い心で話を聞きましょう!

尊厳を傷つけることは犯罪なのだ

これは言わずもがなですね。

ハラスメントという言葉がかなり浸透して、自分の言動に注意する人が増えたと思いますが、まだまだビックリするような発言をする方がいます。

私の主観ですが、私よりも少し上の世代(40代半ば以上)からが多い印象です。

「その言動で人がついてくると本当に思ってるの?」ってくらい部下や同僚をディスります・・。

皆さんの周りにもいませんか?

人は自分の尊厳(プライド)が傷つけられたら相手を2度と信用しませんし、そもそも相手を傷つけること自体が犯罪的行為でアウトですね。

軽い気持ちでも相手との関係は崩壊するので、ハラスメント系は反面教師として自分の行動を見直しましょう!

不機嫌は自分の欲しないものを引き起こす

これは意識的に気を付けないと忘れてしまいますが、最近特に大事だと思います。

不機嫌な人の近くにいると何となく自分もイライラしてきますし、他の人にも雰囲気が伝染して冷えた空気が流れます。

最近読んだ別の本で取り上げられていたゲーテの言葉も面白いです。

人間の最大の罪は不機嫌である

あの有名な文豪ゲーテも似たことを言っているので間違いないでしょう(笑)

でも本当に私の経験からも不機嫌な時にはよくないことが立て続けに起こるものです。ワザとか!ってツッコミたくなるくらいです。

きっと不機嫌が伝染して連鎖反応を起こすんでしょうね。

周りの人たちにスムーズに動いてもらうためには、まず自分の機嫌をとるところから始めましょう!

以上、D・カーネギーの言葉の中から私が選ぶ「人を動かす言葉」をご紹介しました。

本書内には80個以上の言葉が収録されていて、人を動かすだけでなく自己啓発の要素を含む言葉もあるので人生で悩んだ時に読んでみてください。

言葉の引用元である『人を動かす』もいずれ紹介したいと思います。

ではでは。

 

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