最近は少しずつ涼しい日が増えて秋らしくなってきました。
本当は涼しくなって秋山登山に行きたいところですが、異常気象の影響か
天候がすぐれない日が多いですね。
秋の夜長に読書と昔から言われますので、少し読書にふける時間を作りたいと
思います。
松下幸之助という方をご存じでしょうか?・・とはさすがに言いません。
紹介するまでもなく、経営の神様といわれる『松下電器(現パナソニック㈱』の
創業者です。
紹介するまでもないのに、なぜ取り上げるのか?と思われるでしょうが、
私は名前は知っていてパナソニックも当然知っているのに、その生い立ちや理念は
残念ながら全く知らなかったんです。(ちなみに私の家のテレビはパナソニック社製です)
今回は松下幸之助のリーダーシップを7年かけて研究した、リーダーシップ論の権威
ジョン・P・コッターハーバード大学教授の著書『幸之助論(ダイヤモンド社)』を読み、
特徴的な理念や行動力をお伝えしたいを思います。
この記事を読まれた方が、少しでもリーダーシップや企業経営に興味を
持ってもらえたら幸いです。
松下幸之助の境遇
まず、簡単に松下幸之助の境遇をまとめます。
松下幸之助は人生の序盤で世間一般に比べて厳しいというか、浮き沈みの激しいと
言える生活を送ります。
1894年に現在の和歌山市に生まれ、本人の話では「平和で気楽な」生活を送れる程度の
中流の家で育ちます。しかし、4歳の時に父が事業に失敗して家の資産のほとんどを
失うことになります。さらにその後4年ほどの間に兄2人と姉1人を病で失います。
そして9歳で大阪に丁稚奉公し、後の商売の基礎となる部分を学んだようです。
丁稚を経験した後、15歳で配線工となり会社員として出世しますが仕事が
物足りず、自分のアイデアを商品化させ販売することを夢見て起業します。
それからは事業を軌道に乗せるために奮闘し・・・となるのですが、
幼い頃から社会に出て商売を学ぶということは、今で考えてもハードモードの
人生ですよね。
私が9歳の時なんて学校の帰り道でお菓子を買うかどうかで悩み、休みの日は
ファミコンで遊んでるだけだった気がします。
それはさておき、松下幸之助はハードモードの人生を乗り越えて、他人よりも大きな成功を
収めるのですが、この部分だけを取り上げると松下幸之助以外の成功者の伝記にも共通して
いるようにも思えます。
それでは松下幸之助は他の成功者と何が違って、経営の神様として海外でも
研究されるのでしょうか?
次回は松下幸之助の経営理念や人柄、後進の育成の仕方について学びます。
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